あの台湾のダムに行く

夫が台南に行きたいと行った。仕事で知り合った人が台南にいるという。
台南には、あのダムがある。八田さんの作ったダムがある。

八田與一 - Wikipedia

この烏山頭ダムはダム好きなら行くべきダムだ。なのでダム部で行こうという話もあったが、予定が合いそうになかったので、夫と2人で行くプランを立て、行ける人は一緒に行きましょうということにしたら、結局総勢6人で行くことになった。

ダムはどこの国でも公共交通機関で行くのは難しいが、烏山頭ダムは一応バスで行くこともできる。

烏山頭水庫風景區

最も一般的な行き方は最寄りの隆田駅からタクシーチャーター800元。

レンタルサイクルがあれば借りるのだが、隆田駅にはない。(烏山頭ダム近くにはある)
高鐵嘉義駅か台南駅から台鉄の隆田駅まで行くのは結構時間がかかってしまううえ、流しのタクシーだと4人までしか乗れないのが普通。
烏山頭水庫だけでなく、その上流にあるアースダムにはグローリーホールがあるらしいのでそれも行きたい

西口小瑞士 写真・画像【フォートラベル】|台南
となると、台南まで高鐵で一気にいって、7人乗りタクシーチャーターが効率良さそう。
チャーター車は「包車」と言う。Googleで台南の包車を調べると4時間で2~3000元のようなので、良さそうなところを選んでGoogle翻訳を駆使してLINEで予約。人数、日時、集合場所、行先などを伝えて、運転手さんから「OK!」とスタンプが来て予約完了。良い時代。
当日、台北に飛行機でつくやいなや台南に向かうも、日本も台湾も連休だったのでかなり混雑していて、13:30台南到着予定が15:00になってしまった。これまたLINEで連絡したところ、OK!とスタンプが来た。良い時代。
高鐵台南駅に迎えに来てくれた運転手さんは、サクッと我々を拾ってダムに向かってくれた。いろいろ中国語で説明してくれるが、聞き取れないでいるとLINEで文章にして送ってくれた。テキストデータであればすぐGoogle翻訳できちゃう。良い時代。
烏山頭ダムを回る定番コースがあるらしいが、景色がきれいだとかそういうのはどうでもよくて、堤体とか設備とかそういうのを見たいのだよ。という空気感が伝わったらしく、利水の話とかダムの構造とかの解説をしてくれた。写真もバシャバシャ撮ってくれた。


八田さんの像サイドから見た堤体
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反対サイド
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放流設備とバルブ
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余水吐
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烏山頭ダムから15kmほど遡上した西口小瑞士にも向かって、台南市街まで送ってもらい、ちょうど4時間。遅延した追加料金もとられることなくとてもよくしてもらった。

グローリーホールは乾いてた
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ダムの見どころは非常に広いので短時間で効率よく回るには車がやっぱり良いし、細かい要望がある場合、事前に打ち合わせしておけるのは助かった。

というわけで、念願のダムを見ることが、できた。誰かの参考になれば幸いです。(なるのか?)

西口小瑞士からさらに遡上すると東山珈琲公路というところがあって景色のよい珈琲農園でお茶や食事ができるらしい。時間がある人は1日タクシーチャーターして、そちらまで行くといいと思う。翌日、夫は自転車で行った。