ジャパンカップ

昨年は宇都宮直行夜行バス利用で当日に帰ってくるという強行スケジュールだったが、今年は前日東京泊で新幹線を利用というゆとりスケジュール。
「なんで北千住?」と何人もに言われたが、北千住泊。浅草で教えてもらった安くておいしいワインバーみたいなところでいっぱい食べてNさんと合流。浅草なのに下柳人形がたたずむカフェでお茶。楽しいおしゃべりであっという間に時間がすぎた。
朝5時宿出発。荷物を背負ったローディーがいたので「宇都宮ですか?」と聞いたら正解。新幹線も自転車乗りがチラホラ。宇都宮駅は輪行祭り。
普通ならここからシャトルバスの長い行列に並び、1時間以上バスに揺られるところだが、なんとイノウエさんが車で送迎してくれた。会場近くでおろしてくれてシャトル運行。だいぶと早く会場につき、安田大サーカスを眺めたりブラブラしてたら、同じサコッシュを持つ人が。前日レースに出場されたMねえさんだ。観戦だけの我々とは訳がちがう。おつかれさまでした。
昨年と同様、スタートを見て古賀志の山に行って、スタート地点に戻り、鶴CCへ行き、ゴールを見るという作戦。山、平地、下りといろいろ見られるのでおすすめ。今年は忘れずに配布されているスタートリストをもらう。
スタートを見てたらイノウエさんが珈琲を沸かしはじめた。寒かったのでありがたい。珈琲飲んでたら2周目やってきて、ちょっと応援しているオレハチさんが前に出ている。珈琲片手に応援。失礼なようだが、バーベキューやりながら観戦してる人もいるし、ピクニックにしては人が多いし、花見みたいな雰囲気だ。今年は8万人を集客したらしい。
スタートから古賀志山へ。本当にテレビで見るみたいなロードレースを見られるのはここくらいだ。まずMAVICバイクがやってきて、情報をボードに書いてみせるバイクがやってきて、逃げ集団が通り過ぎ、メイン集団がドーット通過していく。何台ものサポートカー、審判カーや救急車なども通り過ぎていく。宇都宮ブリッツェンのサポートカー運転は片山右京が担当しコーナーを攻め、選手並みの歓声があがる。サクソバンクのスタッフは必勝鉢巻で乗車。また、コースのペイントも気分が盛り上がる。いろんな名前を眺めながら坂をのぼる。「VOIGT」「BASSO」「LARSSON」など海外の選手の名前も多いが、「CHISAKO」「カナコ」など前日の女子レースの名前があるとちょっとうれしい。女子も盛り上がれ。
「VDB」という名前があった。つい先日亡くなったファンデンブルックの名前である。私は2007年くらいから自転車レース観戦デビューしたので、活躍していた時代は知らないが、最近のtwitter上でいろんな選手のつぶやきなどをのぞいていると、どうやらファンデンブルックという選手は今はあんまり活躍できてないけど、みんななんだか気にしているみたいだな、と思っていた矢先になくなったというニュースを聞いた。すごい先輩の日記をみて、そんなに知らないくせに泣けた。メディアのうわさとかスキャンダル的なこととか、そんなことのせいでよくないように伝わるのは残念だ。去年も来日したバッソは常ににこやかだったが、今年も相変わらずにこやかで紳士的だった。走ってるときも笑ってるみたいなので、そういう顔なだけかもしれないけど。
古賀志山頂はブエルタの山岳ステージなみの人だかり。山頂から一気に下るところは入場禁止だが、下りになった瞬間コーナリングで火花を散らしながらMAVICバイクが消えていく。スタート地点の鶴CC下りも今年は観戦禁止エリアになっていたが、下りコーナーとかで集団がザーっと通り過ぎていくところが一番好きだ。自転車かどうかも認識できない色の筋が見えるだけ。そのあと風がドバーンと巻き起こる。あれはロードレース見る人なら体感すべきだ。
いろいろもっと思ったことはあるけど、今日はこのくらいにしといたろ。
会場をあとにして、ふたたびイノウエさんに車乗せてもらって、駅に行く途中、フォイクトさんがサーっと追い抜いて行った。赤信号で並んだら車窓からガン見したのに!
今年も餃子は食べた。まぁまぁおいしかったけど、やっぱり東海園の方がおいしい。
帰りは羽田空港からディズニーランド帰りの人たちにまぎれて。ミッキーちゃんじゃなくて、フォイクトちゃんとかバッソちゃんとかだけど、キャッキャ言うた点では大体同じ。

写真はこんなんなるから、カメラも持っていかんかった。