下界


山。
行ったのは白馬のほうの八方尾根というところ。
オリンピックのジャンプ台がさみしそうだった。

登山靴を買わずにランニングシューズで行ったので、すべりまくって大変。
ストックにしがみついて、たすけて〜!
と叫んでたが、その横をD&G的なピチッとした白いシャツに白いパンツに革靴、バッチリ決めたホストっぽい髪型の男子がスタスタと追い越して行った。
兄さん、標高2000超えてまっせ。
妖怪だと思った。

次の日、車の練習。
「ブレーキってどっち?」からはじめてなんとか普通に乗れるようになった。
ホームセンター行ったり美術館行ったり。出たり入ったりの練習。

車窓より、変な看板。
「おっちん山新聞」「政財界」「一級建築設計事務所」
実在しない名前の新聞と、目的や依頼主が特定しにくい看板。
何が目的か?
ゴルゴへの依頼なのか?

フィッシャーマンズワーフ行って、お酒のアテみたいなんばっかり買う。
ボケボケしてたらあぶらげじゃなくても狙われるらしい。

避暑終了。
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