モンバントゥー!

このCDを入手した。
曲はさておく。スンマセン。山に登りたくなるような感じではなかった...。ロードレースを見る人の曲であって、する人の曲ではない感じ。
あと、ロードレースの音楽はJ-SportsのBGMで固定されてしまった。テクノのイメージがついてしまった。
栗村氏の文章がライナーにあった。

坂はいつでもサイクリストの心に「何か」を訴えかけてくる。

坂、キライといいながら、のぼってしまう。
車に乗っていても、電車に乗っていても、その景色に坂を見つければ、登ってる自分をイメージしたりして、気持ちがザワザワする。坂、キライなのに。
この感じ、ロード乗りなら共有できると思う。乗らない人にはこれっぽっちも分からない感覚と思うけど。

私が初めてヨーロッパの有名な峠を登ったのは17歳の時だった。その峠の名は死の山「Le Mont Ventoux」

今日、ツールはモンバントゥーです。今日は解説は栗村氏ではないけれど。
クリリンはただのオモシロ解説者ではないのだ。

「坂」、それは私に「喜び」「悲しみ」「希望」「絶望」そして「勇気」という、人生の全てを教えてくれた聖なる存在であった。

「坂」を「自転車」に置き換えてもいいと思いますが、練習しても速くならないし、どんどん追い抜かれて背中ばっかり見てるし、それでも練習したら、たまにはちょっと速くなってうれしくなったり、天気に一喜一憂したり、今日みたいに乗らなかった日を悔やんで自己嫌悪になったり。
ああ自転車ってすばらしい乗り物ですね。