東京マラソンレポート

16日
仕事終わりで東京へ
すでにカーボローディング3日目
昼はうどんとおにぎり。晩御飯は新幹線でお寿司

17日
朝イチでドームへゼッケンもらいに。
Qちゃんの助言「今日は炭水化物」のとおり、朝はおにぎり、昼はサンドイッチ、夜はパスタ
美術館2件ハシゴ後、翌日の雨が気になって、前から欲しがったモンベルの超軽量ウィンドブレーカーを買いに恵比寿へ。売り切れてたのでさらに渋谷へ。無事購入
ホテル近くの路地裏の夜遅く開いてる面倒くさそうなおばちゃんがいる薬局でワセリン30g量り売りで買う。超うさんくさい。in新橋

18日
6時起床。ここまで食べてきた炭水化物がもたれて膨満感最高潮。そういえば繊維質は完全に不足だ。腹も痛いぞ。マラソン中にトイレ長時間占領は避けなければ。
トイレで自分との闘い。スタート時間は迫る。さあ!出ろ!早く!諦めるな!
試合結果はドローってところで時間切れ。
都庁へ。雨ザーザー降り。どこで何していいか、なんだかわからないままバタバタ用意してとりあえず全身覆える百均カッパを着て防寒。わけもわからないまま知らない間にスタート。

同規模のホノルルマラソンではスタートから10kmくらい走れないと聞いていたので、30分くらいはこのままかなーと思っていたらあっというまにスタート地点に。
さらに、周囲のペースについていくだけでも結構いい感じのペースだ。「スタートが...」とか言い訳できないぞ!
都庁前を通過し新宿の陸橋の真下をくぐると、車目線で走っていることを実感して興奮。有名なマラソンランナーになったみたいだ。

5kmくらいまで走ってふと気づいた。昨日買ったワセリン塗ってないやん!
がっかりしてしばらく走ったら小雨になってきたので、百均カッパを脱いでウィンドブレーカー着ようと思ったら、ポッケに穴が開いていて、入れていたはずのウィンドブレーカーが無い!5500円のサラピンが...嗚呼。
やけくそでカッパを脱ぎ捨て、そのまま走る。雨はずっと止まなかったけど、不思議と寒くはならなかった。

新宿→皇居→東京タワー→品川→銀座→浅草
いろんな観光名所と折り返してくる速いランナーを横目に見ながら走る。有森さんと谷川真理さんは遠くからでもなんだかオーラが出ていたので分かった。

本当にずっと雨が降っていたけど、行けども行けども応援の人は途切れず、たくさんの人が大声援を送り続けてくれる。走っている我々より応援やボランティアの人の方が寒くてつらいはずだ。
見知らぬ私にも「お姉さん!がんばって!」と声を掛けてくれる。
ありがたくて何度も泣けてきた。
来年につなげるために私ができることは、応援の人やボランティアの人にも楽しんでもらうことだ。声援には必ず応え、手を振った。私への声援じゃないときも振った。

ランナーの中にも何かしら一体感みたいなのがあって、「歩いたらダメな雰囲気」が出来ている。あと、特に大きな声援が起こると周囲のランナー全員が「オー!」と返していたり。
国民性か天候のせいか、良い意味で「根性!」って雰囲気があった。

話題の給食スポットのバナナだが、ことごとく品切れ。パンや人形焼も全くあたらない。まぁ、必要と分かっているなら持って走るべきなのだろう。
ニュースでもたくさん流れていたけど、お菓子など差し入れてくれる応援の人が多かった。そしてそれに群がるハトみたいなランナーはもっと多かった。
住宅街の近くを走るならそういうこともあるのかな?と思っていたけど、ビル街でもわざわざ飴を持って来てくれる人がたくさんいて、また泣いた。
辛くて苦しい時の飴1個のありがたさは、想像の100倍だ。

雷門前をすぎて30kmくらいから「あ。あかんわ。」と思い始めた。練習で走ったこと無い距離に入ったらやっぱりダメ。谷川真理さんの「練習は裏切らない」という言葉を思い出した。
とにかく30〜35kmがつらかった。コースが銀座など人が多いところだったので辛うじて走る。
35kmからがしんどいと言われていたが、自分的な山場は32kmあたりと38kmあたり。
38kmあたりで、靴紐を結びなおそうと縁石に座ったら眠気で意識が遠くなって「このまま横になりたい」と思った。
倒れた人の人数をカウントアップするところだった。

はっきりいって後半はあまり記憶が無い。
「完走したらビールがうまいよ!」というカードを揚げている人がいたので、「ビール!ビール!」と木更津キャッツアイみたいに(小さい声で)掛け声をかけながら、ゴール。

ゴールしたらメダルとスポーツドリンクとお水とSOYJOYとバナナ(やっと!)とかわいい花束をもらいました。

レース中たくさんの人がメールをくれました。
ミクシにもコメントをくれた人がたくさん。
遠くからも応援してくれて、ありがとうございました。
感謝!