おきなわ2日目〜第一部 市民レディース50km

去年とうってかわって快晴だぜ!
はっせは「やっぱり無理かなぁ?」と最後までレースに出る気でいたが、全力で阻止。
朝ごはんはじゅーしーおにぎり2個とどん兵衛とどら焼き。そのあと軽量化もしっかりできたし、びっくりするくらい快調だぜ。スタートも、去年は三角座りで「いやや〜。乗りたくない〜。帰る〜」というていたのに、なんの緊張もせず、一発でクリートもはまったぜ。
今年のテーマ「勝手にチーム戦」「勝ちたいんやない、目立ちたいんや!」1個目の目標は「チームで列車組んで逃げる。」みんなが応援しているホテル前で前に出る。予定だった。去年よりペースが遅め。「それ、サイクリングやろ!」みたいな恰好の人がどんどん前に出てきて、怖くてよけてたらどんどん後ろに。道もせまくて前に出られない。モタモタしてたらホテル前を集団の中で通過してしまった。残念。
道が広くなったところで前の方に出て、美ら海水族館まで落車に巻き込まれないようにすること。急に道が狭くなったり、コーンやポールが立ってたりするので、落車がおきまくる。たらこちゃんになるべく前に出るように言って、自分も前に。やはり前の方は集団の中でも落ち着いていられる。後ろの方は縦横無尽に分け入ってくる自転車だらけだ。
落ち着いていたところ後方で「ドンガラガッシャーン、キャー!」って音がして、落車を知る。自分の前方の自転車も急にスピード落としてラインを変えてきたので、足をついて止まってしまった。危険なスポーツをしていることを思い知って気持ちが引き締まる。
たらこちゃんに「のんちゃんが来ていない」と言われた。昨日のツーリングで疲れてるのかな。「坂で追いつきはるやろ。」と言ったけど、落車のことが頭によぎった。巻き込まれていなければいいのだが。
水族館までの坂で去年は全くついて行けなかったが、今年は結構ついていけた。坂はついていったのに、さっきの停止からの復帰などでちょっと遅れをとってしまって、中切れしてしまった。ここで千切れてはと思いおいかける。後ろからおいかけてきた人と交代しながら追いかけようとした。1人だけ交代しながら走ってくれる人がいたのだが、他5人くらいはついてくるだけで、「なんやねん!」と思ったが、なんとか復帰。集団で落ち着いて体力回復もできた。見渡したがたらこちゃんがいない。坂でちぎれたというより補給食食べているにちがいない。あんなにも「50kmのレースで補給食食べてる人なんていない」と言ったのに。
体重があるからか下りで普通に頭を下げるだけで、すぐに一番前に出そうになる。いやいや、一番前なんて恐れ多い。と思ったが、スローガン「勝ちたいんやない、目立ちたいんや!」を思い出し、一瞬でも飛び出してみようかな〜とよぎる。これくらいのペースならちょっと逃げられるかも。と、踏み込んだらのぼりはじまって撃沈。おとなしくついていく。
ああゴールまであとちょっとだなぁ。とか思ってぼんやり思ってたら、うっかり集団から千切れていた。しんどいとかじゃないけど、前に誰もいなくなった。おお。これがレースなのか。「反応できない」という状態だったのか?ちょっとちがうか。まぁいいや。ともかくゴールできればいいやと1人で漕いでたら前方に女の人がいたので、声をかけて一緒にまわす。さっきと違って、スムーズにローテーションできる。列車は思いやりだ。お互いの様子を気遣いながら交替する。勝つために「前に出たくない」とか、市民レースで言わんでいいやん。ずるして勝ってもかっこわるいよ。けっこう長い距離を2人で走って、いいペースを維持できて、楽しかった。
イオン手前の坂で、応援が待っているはず。右にカーブしながらのぼるので早く姿を見たくて道の左に寄ると、ちびっ子たちの応援の姿が。頬かむり+マスク人間(はっせ)もいた。うれしくて手は振ったけど、いつも応援してたらハイタッチとかしてくれるよなぁとか思って、右側に近づいて手を出したときには通り過ぎていた。ダンシングするくらいしてアピールすればよかった。
その後、直線でやっぱり脚がつる。だましだましいくが、あと500mのところでにっちもさっちもいかなくなって、本当に安全ピンぶっ刺さないとあかんかと思った。惰性で500mは無理やろと思ってたら、シニア50kmでゴールした仲間たちがウェーブ崩れを披露してくれたので、がんばる。でもゴールスプリントはできず。ローテーションの人と挨拶をして大阪在住どうしということでまたサイクリングに行く約束をした。
直後、たらこ嬢ゴール。去年、ゴールするや死んだ魚の目をしていたのとは全くちがって余裕。のんさんがなかなか帰ってこない。やっぱり落車に巻き込まれたらしい。でも奇跡的に体も自転車も動く状態で完走。ほんとうによかった。ほっとした。
いそいでホテルに帰って第2部にそなえる。