30km 札幌駅−モエレ沼公園

イサムノグチの最後にして最大の遺作「モエレ沼公園」に行くことにした。
札幌駅駐輪場(ビッグカメラJRタワーの東の区画)では放置自転車など再利用し、1日500円で朝6時から自転車を貸してくれる。
6時ホテルをチェックアウト、自転車を借りに行く。それにしてもさぶい。自転車のときはワンピースがいろいろ便利なので、白い薄手のワンピースを着てきたことを後悔。駐輪所のおっちゃんが「今の時期はリラ冷えっていってね、朝晩冷えるのよ。ほら、あそこ咲いてるでしょ。ライラックとも言うんよ。あとねアカシアがねぇ...」といろいろ紹介してくれはったが、12時の飛行機に乗りたいのでいそいでますねんスンマセン。
車どおりの多い道を避けて豊平川沿いのサイクリングロードへ。

休日なのに誰もおらん。サイクリングロードにはロードバイクどころか自転車いない。ランニングしてる人は何人もいたけど...。整備中らしく途中砂利になったりしますが、MTB練習トラックコースがあったり、歩行者も少ないので走りやすそうだと思いましたが。
公園まで40分程度でつきました。街中通る方が距離は短いですが大きい通りが碁盤上に重なっているので信号が多く余計に時間がかかるでしょう。
バスや車で来るのが前提らしく、自転車のアプローチルートがない。でも自転車で行くと公園内をそのまま自転車で散策できるのが良いです。自転車貸してくれますが、9時から。
公園は、山がある

山がある

山がある

山がある

きれいな円錐に直線的な道、あそこを自転車でのぼったら楽しそう。公園自体が彫刻としてつくられたらしく人工物ならではの思い切った造型がすごい。「自然を模した公園」とは違うということがよくわかった。見る角度によっていろんな表情があり、石庭で感じるような「どう見るか考えるかは自分次第」と禅問答みたいな公園だと思った。
それにしても立ってられないくらい風が強い。空は限りなく黒に近いグレー。本当にだれもいない、さぶい、つらい。

↑これが5月下旬か。
さぶいので、ひとりで公園内を自転車でグルングルン回ってみた。向かい風に向かって立ちこぎとかしてたら、修業の気持ちになってきた。
そういえば朝ごはんを食べていなかったことに気づき、山の頂上で持ってきたパンを出したらクロワッサンの皮がごっそり風に持っていかれた。
仕方ないので山を降りてベンチに座ってパン食べようとしたら自転車が風で自立しない。ガッシャーンと音をたてて倒れ、チリンチリンが大破。
もう帰ろう。駐車場見渡す限り車いないし。

公園自体はすごくよかった。写真では伝わらない。プロが撮った写真でさえ。形の中に身をおいてみることの面白さだと思う。また機会があったら良い気候のときに行きたい。早朝は誰もいなくて気持ちが良いけど、ガラスのピラミッドにも入れないし、噴水ショーみたいなんもやってないし、レンタルサイクリングもやってない。全く人が居ないところで自分を見つめるというような楽しみ方をしたい人にはおすすめですが。
今回のルート
http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=4bd4a01860fc5a83e217729baa071245

札幌中心部は晴れ。10数kmでここまで気候が違うのか。
北大に再び寄る。

構内の広い道路には自転車通行帯があるよ。

大木が倒れてくることもあるらしいよ。どうやって注意したらいいのか。